2009年12月20日日曜日

ドナウ河畔の葡萄畑~ヴァッハウ渓谷~デュルンシュタイン③

デュルンシュタインの裏手 ケーンリンガー城跡からの景色です。


 紅葉に映える聖堂参事会修道院教会の青い尖塔
その後ろのデュルンシュタインの町と雄大なドナウ河

こちらは,ケーンリンガー城の低い位置から見た風景です









 左の岩が城跡です。








ケーンリンガー城跡です。
一番高いところからドナウ河を見ようと決意しました。

ちなみに,城跡に入るとき,「自己責任で」との看板がありました。






てっぺんからみた景色です。
右手に見える岩も城跡です。
先ほどの景色は,そこで撮っています。

お分かり頂けると思いますが,この城跡には柵がありません。
すぐ下は結構な崖です。

自己責任ですね。そのかわりに入場料はなく自由です。



ドナウ河の対岸の町が見えています。
手前側がロッサッツ。
その奥がリューアスドルフ。

今度はぜひ行ってみたいです。

しかし,どんな小さい町でも教会はあるんですね~







ドナウの風景を堪能した後の帰り道です。
ここは開けた場所ですが,ほんとにここだけです。

この他はずーっと山道です。狭いし,岩がごつごつしてましたし。

結局,いきかえりで1時間かかりました…。

当然,電車は乗り遅れました。


のどかですね~


当初の予定からだいぶずれて,駅へ。

駅からみた城跡です。

ここからみると低いのになぁ。









はやく電車こないかなぁ

たしか一時間に2本くらいだったような。





ウィーン西駅からの日帰り旅行はこれにて終了です。

帰りは,ここからクレムスへ。
クレムスからザンクト・ペルテン経由で帰る方法(ちなみに行きしなはこのルート)
とは別に,クレムスからウィーンの北側の玄関口のフランツ・ヨーゼフ駅まで帰りました。 疲れましたー。

~おしまい~

2009年12月2日水曜日

ドナウ河畔の葡萄畑 ~ヴァッハウ渓谷~デュルンシュタイン②

前回は,デュルンシュタインのそばを流れるドナウ河をご紹介しましたが,今回は,デュルンシュタインの町並をご紹介します。



デュンシュタインの旧市街は,国鉄の駅を降り,
このトンネルをくぐります。
城門だそうですが,この写真だと,全然わかりませんね…

この道は町のメインストリートである「ハウプト通り」です。
城門の向こう側には,かわいらしい町並が残されています。



  

上の写真が分かりにくいので帰り際に駅方面から撮った写真を。
この道が「ハウプト通」。
先に見えているのが,城壁です。
城壁の向こう側が旧市街です。
旧市街は青い尖塔がシンボルである聖堂参事会修道院教会を中心にしてハウプト通が南北に走ります。
城壁の外側には葡萄畑が広がります。








←城壁の向こう側


振り返ると→








 旧市街の路はすべて石畳でした。
もっと写真撮ったような気がしましたが,
旧市街の中はこれだけしかとっていませんでした…

少し後悔してます。






デュルンシュタインの裏山には
「ケーンリンガー城跡」があり,
そこからの眺めは抜群だそうで,さっそく登ってみます。

城跡へは,旧市街の中の道や城壁の外側からの道もアクセス可能。

この道は城壁の外側からのルート。(ここからは登ってませんが)














城跡はこんな感じです。
葡萄畑の向こう,山の上に見えるのが
「ケーンリンガー城跡」

思っていたよりも低く,10分もあれば行けるだろう
と。








 少し拡大です。

どう考えても,低いですよね~

これは絶対すぐつくな。







少し登ってきました。
ドナウ河は見えません。

旧市街の赤い屋根に教会の青い尖塔が映えます。











 ドナウ河が見えました。
少し感動しました。

城跡からはもっと綺麗なんだろうなと思って,がんばります。

ここまで,所要数分。
帰りの電車まで,あと30分。
余裕で間に合うなっ



このように,また違った角度で見える町を期待して,足を進めていきました~次回へ~
















無料カウンター

2009年12月1日火曜日

ドナウ河畔の葡萄畑 ~ヴァッハウ渓谷~デュルンシュタイン①

ヴァッハウ渓谷で最もメルヘンチックな町であるデュルンシュタイン。
まるで時が止まっていたかのような町並もさることながら,町のすぐ傍にドナウ川,裏手の山には,ケーリンガー城跡があり,見どころ一杯です。
今回は,ドナウ川に岸辺に沿って整備されている遊歩道から見た景色をご紹介します。

シュピッツからのバスは国鉄の駅につきました。
デュルンシュタインの町は,トンネルのすぐ向こう側にあります。

はやる気持ちを押さえて,まずはドナウ川をみようと,川岸に向かいます。
ちょうどクレムス行の列車が来ていました。クレムスまでは電車が動いてると安心し,心おきなく駅を後にします。




駅からドナウ川までは,歩いて10分足らず。
その間,葡萄畑のあぜ道を通ります。
(別にちゃんとした道があるはずですが・・・)




ドナウ川につきました。 雄大な流れ。

運搬船?がゆっくりと進みます。







船着場です。
こじんまり。
でも,シーズン時にはたくさんの人であふれているんだろうな~









聖堂参事会修道院教会の青い尖塔。
少しづつ町に近づいてきました。

この教会は創立が15世紀とのこと。










対岸には,旅情を誘う町があります。
でも向こう側に行く手段がありません。
見渡しても橋がない…






 ちょうど紅葉していました。
ベンチがいい味出してます。
















 ↑ドナウ川の上流側です。↑
上の二枚の写真を撮った場所は1630年に建てられた古城。
現在は,シュロスホテルという五星ホテルとなっています。

シュロスホテルの外側にある家は,崖に張り付いているかのような佇まい。

次回はデュルンシュタインの町並をご紹介します。

2009年11月29日日曜日

ドナウ河畔の葡萄畑 ~ヴァッハウ渓谷~  シュピッツ編

メルクから道に揺られること30分。
右手にドナウ河,左手に渓谷沿った葡萄畑が広がる風景がずっと広がっています。
デュルンシュタインには,国鉄に乗るため,シュピッツで下車。
今回はシュピッツをご紹介します。



シュピッツ駅から見たシュピッツの全景
丘にそって葡萄畑が見える。












←シュピッツの駅舎
バスを降りて,デュルンシュタイン行きの列車の到着まで約20分。



↓→駅舎から見たドナウの対岸側
  川の傍まで,葡萄畑が広がっている。                     















あっちの方から列車がくるはずなのになかなか来ません。
ザンクト・ペルテンでも10分くらい遅れたし。
ここも田舎だから,時間に正確ではないもんなのかな。

とりあえず待ちます。








結局きません。
駅舎の向こうに見えるバス。
列車を待っていた地元の小学生がさっさとバスに乗ったため,おかしいなと思いつつ引き続き待とうとすると
バスの運転手さんが「どこに行くんだ?」と話しかけてくれました。
デュルンシュタインと答えると,バスに乗れと。実はこの日,シュピッツ・デュルンシュタイン間の架線工事?とのことで,列車は運休。
このバスはいわゆる臨時代行バスでした。


何はともあれ,バスに乗り込み,
少しトラブル?がありましたが,葡萄畑に挟まれた教会が印象的だった「シュピッツ」を後にしました。

目指すは「伝説の古城がそびえる町」!!です。

ドナウ河畔の葡萄畑 ~ヴァッハウ渓谷~ メルク編





メルク修道院の正面
黄色が重厚感のなかに,華やかさをだしていると思います。








→メルク修道院に登る坂道からのメルクの街です。
教会の尖塔がきれいです。








メルクのラートハウス広場。
ちょうどお昼時だったので肉屋さんにて,豚肉のグリル&パンを購入。
片手で食べれるので,散策しつつ頬張りました。
行儀が悪かったかな。








メルク修道院付属教会
修道院の北に流れるメルク川(ドナウの支流)から撮影


 






メルク修道院のすぐ北側を流れるドナウの支流「メルク川」
護岸工事が施されていないのが新鮮

 
 
 
 
 
メルクのハウプト広場です。
ここから,シュピッツへ向かいます。
通常の観光シーズンであれば,ドナウ観光船に乗って,河畔の町を訪れることができますが,オフシーズンなので,路線バス(POST BUS)で。















メルク修道院の裏手に流れるドナウ河を渡り,ドナウ河を右手に,葡萄畑を左手に見ながらしばしのドライブです。






2009年11月28日土曜日

ドナウ河畔の葡萄畑 ~ヴァッハウ渓谷~ 出発編

ドナウ河流域で最も美しい景観と称されるヴァッハウ渓谷。
南北36キロに及ぶ渓谷一帯が「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」としてユネスコの世界遺産として登録されています。
古くから交通の要衝であったドナウ河畔にはいくつもの古城や修道院が建ち,葡萄畑が広がっています。
今回は,メルク~シュピッツ~デュルンシュタインを訪ねました。



ウィーン西駅から出発です。
ウィーンには4つの主要ターミナルがあります。
西駅(ドイツ・スイス間国際列車,ザルツブルグ・インスブルック方面列車の発着)
フランツ・ヨーゼフ駅(チェコ方面の国際列車,クレムス方面列車の発着)
南駅(イタリア,ベルリン,プラハ間国際列車等の発着)
ウィーン・ミッテ駅(空港までの列車に便利)
があり,現在,これら4つのターミナルを統合し,現在の南駅に「ウィーン中央駅」が開業(2013年予定)するようです。
この列車は,ザルツブルグ行国内特急列車(OIC)で,ヴァッハウ渓谷の西側の玄関口であるメルク駅には停車しないため,途中のザンクト・ペルテン駅で乗り換えが必要です。

ウィーン西駅から50分程度で,ザンクト・ペルテン駅に到着です。
特急だと,2つめの駅になります。
本来は40分程度でつくそうなのですが10分くらい遅れました。
幸いにも乗り換えの列車の待ち時間が20分くらいあったので,特に問題はなく。
途中下車して散策はしませんでしたが,ザンクト・ペルテンは,ニーダーエステライヒ州の州都であり,バロック建築の街として知られています。


ザンクト・ペルテンからメルクまでは所要20分程度。
普通列車(R)に乗り換えます。
その間,牧歌的な風景が広がります。
ウィーンからザンクト・ペルテン間はどちらかというと林の中を駆け抜けている感じでしたね。紅葉がきれいでした。




















   メルク駅について北に坂道を下るとすぐに丘の上の壮大な建物が目に入ってきます。
11世紀にバーベンベルク家のレオポルト1世がベネディクト派の修道院をここに建立しました。
18世紀に改築されて,オーストリアバロックの至宝と讃え称される現在の姿になったとのこと。
この写真はハウプト広場から見たメルク修道院。
右手の道を真っすぐ行くとラートハウス(市庁舎)広場があります。
この修道院の裏手にドナウ川があり,4月~10月頃はドナウ川遊覧船が発着しています。
今回の旅は時期はずれで乗れませんでした…。
ドナウ川の遊覧船からもこの修道院を見たかったです。